中古物件 のペットの臭いと除菌にはこれが効く

時々こういった相談が有ります。

汚れは見えるから落としやすいとしても、目に見えない臭いや菌となったらどうしよう!と思うのが普通です。

飼っている本人にとっては気にならなくても、それ以外の方にとっては悪臭でしかなくし、さらに動物固有の菌があるわけで小さな子供やお年寄りが居る家庭に取っては大きな問題です。

そこで、中古マンション購入者や大家さんが対応すべき当社がおすすめの方法をご紹介します。

フローリング床の剥離ワックス

ペットは臭いだけでなく、かなりきちんとしつけていても時々お漏らしをしてしまいます。

その結果として床の臭いもそうですが、ペットの尿は弱酸性が多いのでワックス表面が傷んでしまいます。ところどころ斑に剥げてしまう事が多くそうなってしまったら、いくら洗浄でキレイにして上からワックスを重ね塗りしてもまだら模様の上にワックスが1層塗り重なるだけなので見た目は斑模様のままです。

そこで、こうした場合は剥離ワックスを施行します。

一度旧ワックスをペットの尿の臭いも汚れとともにドロドロに溶かして取り除いてしまいます。すると床の素材が奇麗な状態で表面に出てくる事になりますので、そこにワックスを塗布すると斑模様のない奇麗な床面に仕上がります。素材がそれほど古くなければ新品と見間違うくらいに仕上がる事も少なく有りません。

これで、床に関しては臭いも除菌もまず問題はないでしょう。ただ、剥離ワックスはあまりにもキレイになりすぎるので、施行した所としないところが明らかに違いが出るので部分的には適さずに、例えば玄関先から居間と台所までという風に一体となって見える部分は同時に施行をお勧めすることになります。ドアで仕切られた部屋や2階などは必要に応じて検討でも良いと思います。

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オゾンによるペット臭の消臭と除菌

①臭いが軽微な場合

消臭・脱臭には根本的な対応が必要で、臭いをマスキングするような消臭剤では時間の経過とともにマスキングがとれてしまいますので根本的な解決が必要です。

そこで、オゾン発生器を使って大量のオゾンを発生させて燻蒸します。

オゾンは飲料水や食品の消毒に使われるほど安全なもので、強力な参加作用を利用して臭いを別の物質に化学変化させてしまいます。

これで、普通程度の臭いならまず間違いなく臭いはキレイに消え強力な除菌効果もあるので大丈夫です。

なのですが、オゾンは残留するものではなく、もともと空気中に含まれているものなので時間お経過とともになくなってしまいます。

なので強力な臭いが壁クロスにすっかり入り込んでしまっていた場合に、そこからじわじわと臭いが発生してきた時にもうオゾンが無いという現象が発生する場合が有ります。

②臭いが強力な場合

最強の消臭法をご紹介しましょう。

a 化学反応型消臭剤の噴霧

オゾンの前処理として化学反応型の消臭剤を噴霧します。臭いを包み込むのではなく別の物質に変えるタイプで、当然臭いの種類により違ってきます。これをミスト状にして噴霧します。

この処理の後に①のオゾン燻蒸を行います、これにより消臭剤効果もありますがそのミスト化した水分の影響でオゾンの反応がオゾン水となって強化することにないります。

bクロスの張替えと無光触媒オキシアップのコーティング

クロスの中に臭いがすっかり染込んでしまっていればクロスを交換するもの選択肢です。特にペットの場合は引っ搔き傷で傷んでいる事もあるので、傷みがあるならまず交換をすべきでしょう。

経験上それでも臭いがすっかり消えない事も少なく有りません。下地のボードまで染込んでいるケースがあったりするからです。

なので、それでも気になるなら無光触媒のオキシアップをコーティングします。

オキシアップは特許取得済みの製品で消臭・抗菌効果が高く信頼の置けるものなのですがその分高価です。

ここまですると完璧と言わないまでも、まず気にならない位まで臭いのレベルを下げることができます。

クロスの張替え+オキシアップコーティングまでというのはそうそう多くはなく張り替えしなくてもコーティングだけで大丈夫なケースがほとんどです。(よっぽど放置していれば別です)

ただ、ペット臭ではないですが喫煙室を普通の倉庫に戻すとか小火の後とか汚部屋だったり特殊清掃というのでなければそこまで必要ではないと思います。

オゾン発生器ほか消臭機材

オゾン発生器ほか消臭機材

自分で中古物件を購入される場合はこれくらいの作業が必要になるかもしれないということを念頭に置いておいた方が良いかもしれません。

また、大家さんで物件を賃貸するのであれば、特約事項に表記しておいた方が良いかもしれません。ペット飼育を許可する場合敷金を1ヶ月あるいは2ヶ月分多く預かっておくというケースが多いですよね。ただ状況によってはそれでは足りないくらいになる場合も有るという事を覚えておいた方が良いかもしれません。

消臭処理が甘いと、その後入居者が入らないと困っている大家さんが大勢居ます。飲食店などに物件を貸していたテナントもそうです。臭いがしたらきっちり処置されることをお勧めします。

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