飲食店の跡の臭いで入居が決まらない

先日不動産会社の方から連絡がありました。

実は、飲食店が退去した跡に新しいテナントを入れようと思っているが、見に来てもいっこうに決まる気配がないとのことです。

原因は、どうも臭いが気になるらしいとの事です。

2代にわたって惣菜系の店だったので臭いがしみ込んでいるようだとの事です。

退去のときにどんな感じでしたのですか?と訪ねると撤収後自分で厨房跡を掃除する程度とのことでした。

前回は同業で総菜屋から総菜屋だったのですんなり入居が決まったようですが、今回は半年以上空いているとのことです。

テナントの場合はスケルトンといってクロスも全部剥がしてコンクリートむき出しにするケースが多いと思うのですが、住まいの転居のように簡単な掃除だけで済ませたようです。退去のときの事情を知らないので何とも言えませんが、臭いが残っていて当たり前の状態です。

まず、料理屋さんであれば厨房の汚れとともに、排水がどうなっているかです。グリストラップも汚れて臭いを発しているのが普通です。

本当に臭いを消して、飲食関係以外の職種もテナントにしようと思うなら、厨房も取ってしまってまずはスケルトンにする事でしょう。

その上で、オゾン発生器でオゾンを燻蒸して消臭し、さらに無光触媒を壁面や天井にコーティングして、消臭後に浮き出てきた臭いを消臭するというようにしなければなりません。

臭いは非常にデリケートで明らかに臭うとう状態から何となく臭うという状態までは、比較的簡単にする事ができますが、問題はそれから先です。

何となく臭うから、無臭が一番でしょうが、そこまで行かなくても、ほとんど気にならないというレベルまで下げるのが、そう簡単ではありません。

プロでもやってみなければ分からないし、一回でできるかどうか、場合によっては不十分で2度、3度工程を繰り返さないとできない事が普通です。

それなりの予算がかかるのは当然で、その分契約にきちんと盛り込んでおくようにしたいものです。

今週中に現地調査に行くつもりですが、オゾンの出番の前にしなければ行けない事がたくさんありそうです。

 

消臭コーティング

消臭コーティング

オゾン消臭とオキシアップコーティング

オゾン消臭とオキシアップコーティング

 

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