戸建て入居前に部屋のタバコ臭の消臭
今回ご依頼があったのは、戸建て住宅を購入する方向で検討中の方です。
タバコの臭いが体質に合わないのでタバコの臭いを消してほしいという依頼です。
普通の方はクロスを張替えれば大丈夫と思うでしょう。
でもクロスを張替えただけでは半分くらいは臭いが残ってしまいます。
タバコの臭いは実はなかなかやっかいで、クロスの下地まで臭いが浸透します。
なので、クロスを張替えたとしても下地のボードなどからじわじわと臭いが沸き上がってきます。
それぐらい大丈夫という方もいれば、いやいやそれは困るという方もおりあくまでも個人レベルの問題になります。
今回、それで面白い提案をしてみることにします。
それは、クロスの張替え依頼を同時に発注して頂ければ、クロスを剥がしたボード等クロスの下地がむき出しの状態で消臭施行を行おうと思います。
吸着型の消臭剤とオゾンを使ってできるだけむき出しの下地からタバコ臭を取ろうというわけです。
この処理の後にクロスを張って、さらにその上からそれでも沸き上がってく臭いがあるとその対応をしてくれる無光触媒をコーティングしようと思っています。
ここまですると、ほぼ現代の化学でできる限りのマックスの施行です。
おそらく、ほぼこれで、たばこの臭いは支障があるように感じる事がないくらいに仕上がると思います。
通常はクロスの張替えなしでとか他社が張替えした後でとかのケースが多いので下地にこちらが施行する事ができないのですが、同時進行できればこういう事もできます。
消臭の基本は
①臭いの原因となる物質を除去する→クロス張替えなど
②吸着型の消臭剤で奥に染込んでいる臭いの原因物質を表面に出す
③オゾンの化学反応で臭いの無い物質に変化させる
④無光触媒のコーティングで下地から臭いが沸き上がってこないように、もし沸き上がってきてもそこで消臭処理するようにする
という対応です。
あとはご予算に応じてどこまでするかという事になります。
家を買うということはそれほど機会が多い訳ではないので、少し予算はかかっても、しっかりやって気持ちよい状態で入居したいものです。
場合によっては、売買の交渉の時に、売り主様に費用負担をお願いできるかもしれないので、言ってみる価値はあるかもしれませんね。