原状回復清掃の求められるレベル

1月も半ばを過ぎて、単身者の入退去が忙しい季節になってきました。

昨日も仕事を受託したのですが、時々原状回復清掃のやり直し清掃の仕事が来ます。

賃貸住宅の原状回復清掃はご承知の方も多いと思いますが、退去時に大家さんや不動産管理会社の指定業者がするケースがほとんどです。

指定業者は格安で対応する業者を選択するケースがほとんどです。

業者さん大家さんが手数料を引くセースが少なくないので、本当にびっくり価格で単身世帯用を1件作業したのでは生活ができないくらいの金額にしかならないケースもあります。

そうなると、1日に2件3件消化しなければならなくなり、1件の清掃にかけられる時間がどんんどん少なくなります。

そんなことで、当社にも管理会社からのお仕事依頼はあるのですが、当社の清掃水準を満たせるだけの仕事をこなす費用を出せない業者さんについてはお断りしています。

ところが、お仕事が少ない業者なり個人は格安金額でも対応するので、短時間で清掃を済ませた物件がどんどん増えてくるという結果になります。

その結果は、入居者により気になる方は自分で清掃しているというのが実態です。

自分でするのが面倒だとか、ちょっと自分では手に負えないという方から依頼きます。

今回の方は浴室の壁面の石鹸カス取りです、手で触ったら真っ白に手に付いてきました。丁度シャワーを浴びるあたりが真っ白です。

加えて、鏡がウロコで見にくくなっているのでこちらもダイヤモンドパットでキレイにする事にしました。

トイレは、ウォシュレットが何もしていない感じでまっ黄色です。このあたりが丁度してほしいところで、他人が使って汚れているウォシュレットは使いたくないというのが本音でないでしょうか?

その他も色々と問題はありましたが、予算の関係もありあとは自分でするという事になりました。

清掃業者にしたら予算から仕方のない事なのでしょう。

当社は分譲の仕事が多いので、あまり予算ごとに清掃の内容を変えてしまうと仕上がりのチェックがブレてしまうので、ある程度きっちりした清掃ができる予算だけをするようにしています。

最近は特に、敷金の返還ルールができて大家側の負担だとか居住者側の負担だとかになってから大家さんの方針とかで予算の掛け方がまちまちです。

最低限水まわりが汚れが残っていなければ良いという考えもあれば、気持ちよく入居してもらえるようにしっかり清掃する考えもあります。

実際には入居前に内覧するのでしょうから、そのときにチェックしてみて、あまり気になるようであれば契約の条件として再清掃を交渉するのも一つの手かもしれません。

空室の原状回復清掃

空室の原状回復清掃

 

 

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